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ウガンダに行く予定


by ugahiroko
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お金は降ってくるもの

私の配属先には、Child Sponsorship という部署がある。
多くのドナーは、ドイツ、アイルランド、アメリカなどからである。

子ども一人ずつに、スポンサーがつき、その子が大きくなるまで面倒を(学費の)みる。
小学校、中学校の子どもたち一人につき、1年間で400ユーロのサポートをお願いしている。

私の友達ハリエットも、スポンサーチルドレンの一人。
彼女は専門学校を卒業したが、就職先がなく配属先のメリーさんのお世話をしている。
スポンサーとは、メールで連絡を取り、今後どうしたいのか、学校に行きたいのか、どのくらいお金が必要かなどを話し合っている。
ハリエットはとりあえず就職しお金を貯めて、ある程度貯まったら、スポンサーにも一部負担してもらい学校に行こうとしている。

ウガンダではHIVなどの病気や事故で親を亡くした子どもたち、
学費を払えない親、シングルマザーもたくさんいる。
孤児になる子もいるし、大体はおじさん、おばさんが引き取る。

同僚のウィニー(42才)は、兄弟9人いるが、
亡くなったり、生活能力がない(怪我をして動けない)兄弟が多いらしく、4人の子どもたちを引き取っている。
安月給では、学費が払えないと大変そう。

スポンサーを探して、と頼まれた。
ウィニー自身も外国人のファーザーにスポンサーになってもらい大学まで行ったそうだ。

私の感覚では、一時的な募金や寄付は可能だが、その子どもたちの一生を面倒見ることは出来ない。
自分の生活の基盤もきちんとしていないのにだ。

それにお金をあげるのが嫌いだ。
自分で稼ぐべきだと思うし。
援助漬けっていう言葉があるように、お金では何一つ解決しないとも思う。
でもウィニーのように月給25万シル(12500円)で4人の子どもを養わなければいけない人もいる。
困っている人が目の前にいるのに、何もしないのはどうだろう。
考えれば考えるほどスパイラルに陥ってくる・・・。


最近特に思うのが、理解できない「喜捨の精神」。
お金を持っている人がない人をサポートするのは当たり前という考え。

今日も学校の近くの教会にはアーチビショップに援助をしてもらおうとたくさんの人が集まっている。

ムスリムだけなのかと思っていたが、クリスチャンもそうなのか、それともアフリカ(ウガンダ)の文化なのか。
パンを増やしてくれるキリストを求めるのは、当たり前のことなんだろうか。
お金は降ってくるものって思ってるのだろうか。
by ugahiroko | 2011-02-28 21:53 | This is Uganda!